多重債務に陥ったときに債務整理を考える人もいるかと思います。
- 多重債務で債務整理をするお金がない時は法テラスに頼ればいいの?
- 多重債務で法テラスを利用できる条件とは?
- 多重債務で法テラスを利用しないほうがいい場合もあるって本当?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では多重債務の法テラスの利用について詳しく説明していきます。
1.多重債務に陥っていても法テラスが利用できないこともある!
お金に困っているときに法律相談したいときは法テラスを利用すればいいと思っている人は少なくありません。
しかし、法テラスはだれでも利用できるものではなく、収入が低い人向けのサービスです。
生活が苦しいかどうかが基準ではないので気を付けてください。
多重債務の場合は借金の返済のせいで、生活が苦しくなっているため収入がそれなりにあることが多いですからね。
収入が一定以上ある場合はどんなに生活が苦しくても法テラスを利用できないので注意してください。
法テラスの利用の基準は「手取りの月収額」と「資産額」です。
人数 | 手取り月収額 |
---|---|
1人 | 18万2000円以下 (20万200円以下) |
2人 | 25万1000円以下 (27万6100円以下) |
3人 | 27万2000円以下 (29万9200円以下) |
4人 | 29万9000円以下 (32万8900円以下) |
()内の金額は東京や大阪などの生活保護一級地の場合の金額です。
人数 | 資産額(現金・貯金などの合計額) |
---|---|
1人 | 180万円以下 |
2人 | 250万円以下 |
3人 | 270万円以下 |
4人以上 | 300万円以下 |
この基準をクリアしていないと法テラスを利用することができません。
もしも基準を超えている場合は、自分で探した弁護士に依頼をするしかありません。
それなりに収入があると思いますし、法テラスを利用しなくても分割払いで対応をしてくれる弁護士もいるのでそういったところに相談をしに行きましょう。
また弁護士に債務整理の依頼をすると、債権者からの取り立てがストップして借金の返済をしなくてよくなります。
その一時的に浮いた分の返済額を使えば、今借金のせいで生活が苦しくても何とか弁護士費用を支払うことができると思いますよ。
まとめ
多重債務者の場合は、借金があるため生活が苦しい場合でも法テラスの利用条件をクリアできていないことがあります。
その場合にはあまり落胆せずに無料相談を行っている弁護士に相談することをお勧めします。