- 【名前】沙織
- 【性別】女
- 【年齢】25歳
- 【職業】会社員
- 【住んでいる場所】東京都杉並区
- 【借金額】130万円
- 【どこからお金を借りたか】アコム
- 【借金の理由】海外旅行
- 【何を滞納したのか】毎月の返済
キャッシングの利用は、自分の毎月の返済能力を考えて計画的に!
20代半ばの頃、友人たちと海外旅行に出かける機会が多くなりました。
社会人2~3年目でみんな経済的にも余裕が出てきた頃なので、贅沢をしたくなったのだと思います。
お互い誘い合って、1年に2回は海外に行っていました。
でも、ある時、色々と出費が重なってどうしても貯金が足りなくなってしまいました。
「お金がない。でも旅行は行きたい!」
というわけで、「どうせボーナスが出れば一括で返せるから」と思い、カードローンを利用することにしました。
申し込んだのはアコムです。
アコムと言うと実際に店頭に行って契約するというイメージがありましたが、ネット上から申し込むことができました。
そして、審査の結果。
限度額130万円、利率15%で契約可能とのこと。
でも、実際に私が海外旅行のために必要なお金は、20万円程度でした。
そこで、「必要なのは20万円なんです。限度額は130万もいらないので、50万くらいにしてもらえませんか?」と言ってみました。
すると、以下のような回答。
「もちろん限度額50万円で契約することもできます。
しかし、利率は限度額に応じて変わるので、もし限度額50万円だと利率が18%になってしまいます。
限度額というのはあくまでも借りることができる枠なので、もちろん130万円のうち必要な20万円だけ借りるということでも大丈夫ですよ」
確かに、同じ20万を借りるなら、利率18%より15%のほうがお得です。
どうせ130万円も借りるわけないんだからいいか・・・。
そんな経緯があり、結局、限度額130万円で契約することにしました。
しかし、考えの足りない25歳の私が、自分の物欲を管理できるわけがなかったのです。
海外旅行の予約の時に使ったのは、予定通り20万円でした。
でも、いざ出発するとなると、ブランド品やお土産をたくさん買うかも!と思い、現地で使うお金として追加で30万借りてから行きました。
もうこれで借金50万円です。
旅行が終わってからも、服・化粧品・エステ・生活費など、以前より全体的に金遣いが荒くなりました。
「130万までは自由に使えるんだ!」と思ってしまい、浪費癖がついてしまったのです。
最初50万円だった借入が、たった1年で、限度額いっぱいの130万円になりました。
毎月の返済額も、最初は1万5千円ずつでしたが、借入残高が増えるに従って3万円、4万円とどんどん増えていきました。
ボーナスが出る6月と12月は10万円くらい返しましたが、返してもまた借りてしまうので、あまり意味がありません。
20代のOLにとって、お給料から毎月4万円が返済に消えてしまうのは大きな痛手です。
そのうち、返済が滞るようになってしまいました。
初めて延滞してしまった時、まずアコムから携帯に連絡がありました。
「今月、まだご返済が確認できていませんが・・・いつ頃ご返済できそうですか?」
その時は親に頼んで借りて、5日遅れくらいで返済しました。
しかし、その翌月も、翌々月も、期日までに返済できませんでした。
3ヶ月連続で親に借りるわけにもいかず、アコムの人には、「申し訳ないけど今月は無理です。来月の給料日まで待って下さい」とお願いしました。
この時点で、本来の支払い期日から30日遅れることになります。
アコムからは、「来月までお待ちすることはできますが、長期の延滞となるため、お借り入れのほうは一旦ストップさせて頂きます」と言われました。
こうして、私のカードローンはもう借入することができない、返済のみ続けていくカードになりました。
借りられなくなったのでもう借金額は増えることがなく、浪費も止まりました。
現在は、毎月お給料を頑張って節約し、4万円ずつ返済しています。
途中、やはり厳しくて何度か遅れてしまったこともありましたが・・・。
あれから4年ほど経って、残りはあと20万円くらいです。
正直、こんなに時間がかかるとは思っていませんでした。
あともう少しで完済なので、最後まで延滞しないよう頑張ります。
管理人からのコメント
カードローンを利用すると、自分の通帳からお金を引き出すのと同じように引き出すことができるので、つい錯覚してしまうことがあるんですよね。
自分の通帳からお金を引き出すように錯覚してしまうと、何の後ろめたさもなく借金をしてしまいますよね。
借金をするうしろめたさみたいなものがなくなってしまうと、この方のように一気に上限までお金を借りてしまいます。
この方はまだ一つの消費者金融からだったのですが、中には複数の業者からお金を借りるという人もいます。
そうなると余計に借金が増えて、返済するのが厳しくなります。
自分の力ではもう返済することができないとなったら、弁護士に債務整理の依頼をするのがいいでしょう。
債務整理にというと、自己破産が有名ですが、それ以外にも借金の返済額を減らす方法があります。
とりあえず一度弁護士に相談をすることで、自分の解決方法を知ることができますよ。