- 【名前】梨香
- 【性別】女
- 【年齢】21歳
- 【職業】学生(アルバイト)
- 【住んでいる場所】神奈川県
- 【借金額】10万円
- 【どこからお金を借りたか】アコム
- 【借金の理由】サークル活動
- 【何を滞納したのか】月々の返済
学生の時、たった10万円の借入で苦労しました。
大学生の時、テニスサークルに所属していました。
世間一般のイメージ通り、テニサーというのはお金がかかります。
とにかく飲み会が多いし、真面目にテニスをするにしても、道具代・場所代・交通費・交際費であっという間にお金が消えます。
お金持ちの多い有名私立大学でしたが、私自身は仕送りとバイト代で食い繋いでいる一般人でした。
大学3年生になると、サークルの運営役員になりました。
1~2年生の頃は週1で練習に通っていましたが、運営役員になると最低でも週3以上は参加しなければいけないのです。
サークル活動の費用が一気に3倍になってしまいました。
家庭教師と居酒屋のバイトを掛け持ちして、なんとかやりくりしていたのですが・・・。
3年生の夏休み、どうにも解決できないピンチに陥りました。
夏のサークル行事といえば、夏合宿。
もちろん、私たち運営役員は有無を言わさず全員参加です。
6泊7日の合宿費用は、諸々含めて9万円近くになります。
どんなにバイトを頑張っても、どんなに生活費を切り詰めても、この金額を一気に用意するのは無理でした。
そこで、一時的にお金を借りようと思い、アコムのカードローンに申し込むことにしました。
審査の結果、限度額10万円・金利18%でOKが出ました。
学生でも大丈夫かな?と心配だったのですが、幸い私はアルバイトをしていたので、安定した収入があると見なされたようです。
ちなみに、バイトは掛け持ちしていましたが、「勤務先・年収は1社分のみ登録して下さい」と言われました。
収入は家庭教師が月3万、居酒屋が月8万だったので、居酒屋を登録勤務先として申し込みました。
アコムから居酒屋に在籍確認の電話が来た後、免許証のコピーを郵送し、契約完了。
カード発行後、すぐに限度額いっぱいの10万円借りて、無事合宿に出かけることができました。
月々の返済は、最少返済額が3千円でした。
えっ、これだけでいいの?全部返し終わるのに何年かかるの?と思いましたが、実際、毎月の家計は厳しいので、少額返済はありがたかったです。
もちろん、余裕があれば1万円でも2万円でも返して良いのです。
でも、経済的に苦しかった私は、「最少返済額」に甘えてしまい、本当に毎月3千円だけの返済をしていました。
半年ほどは普通に返済を続けていたのですが、2月になるとまた新たな問題が浮上しました。
冬休みの冬合宿です。
今度は4泊5日で、費用は6万円。
私のカードローンの限度額は10万円ですが、まだ少ししか返済していないので、利用可能枠は1万円しかありませんでした。
アコムに限度額の増額審査をお願いしましたが、審査の結果は現状維持。
合宿にありったけの所持金をつぎ込んだため、2月は返済ができなくなってしまいました。
本当に、たった3千円という金額が払えないのです。
返済日を過ぎてしばらくすると、アコムから何度か電話がありましたが、なんとなく怖くなって電話に出ませんでした・・・。
2週間ほど無視していたら、自宅に書面が届きました。
督促状です。
そこで初めて自覚しました。
「私は身の丈に合わない借金をして、支払いができない困った債務者なんだ」と。
アコムに自分から電話し、今まで連絡しなかったことを謝罪しました。
「もうすぐ家庭教師のほうのバイト代が入るので、返済できます」と言うと、それまで待ってくれるとのこと。
だいぶ遅れはしましたが、一応返済することができました。
その後は、大学4年生までは毎月3千円ずつ、社会人になってからは5千円ずつ返済し、結局3年ほどで完済しました。
たった10万円の返済に3年かかったというのが、自分でも衝撃的です。
現在はもうキャッシングはしていません。
当時の経験は、未熟だった大学生の私にとって良い社会勉強だったと思っています。
管理人からのコメント
お金を借りるときは非常に簡単に借りることができるのですが、返済するとなると想像以上に大変で時間がかかりますよね。
返済期間が長期間になると、その分利息を支払うことになるので、返済額が膨らんでしまいます。
学生の頃の借金であれば、社会人になった時に5000円ではなく、1万円、2万円くらい返済に回してさっさと返済をしてしまった方がよかったかもしれませんね。
この方はたった10万円の返済に3年かかったわけですから、これ以上の借金を抱えている場合はもっと時間がかかるでしょう。
そうなるとこのまま借金を返済することができないのでは?と不安になる方も少なくありません。
しかし、借金を返済することができなくなったら、債務整理という方法があります。
債務整理を使えば、借金の減額ができますし、最低でもこれからかかる利息をカットできるので、その分だけ返済が楽になります。
債務整理にはいろいろな種類があって、人の状況によって何をすればいいのか変わってきます。
なので、返済が苦しくて債務整理をしたい場合には、専門家である弁護士に相談をすることをお勧めします。