- 【名前】田辺薫
- 【性別】男
- 【年齢】21
- 【職業】家電販売員
- 【住んでいる場所】広島県三次市
- 【借金額】100万円
- 【どこからお金を借りたか】(消費者金融 武富士
- 【借金の理由】仕事を転職したばかりで生活費等が足りなかったため、それと車検などの費用が重なったため
自分の無知で借金をどんどん膨らませました
借金をした理由はこの当時結婚をしたばかりでしたが、前の仕事の給与面に不満があり転職をしたばかりでした。
妻は妊娠をしていて2馬力だったものが私だけの1馬力になってしまい、収入も約半分になっていました。
新しい転職先はすぐに見つかったため、収入が全くないと言う状態はなんとか回避できたのですが、やはり1馬力になったことにより使えるお金が明らかに減り、しかも車の車検2台分の支払いも重なってしまったため、消費者金融での借り入れを決断しました。
実はその時すでにカードローン用のカードは持っていたため、借り入れ自体は非常に楽だったのですが、それが失敗でした。
結婚する前にその消費者金融友人が働いていたため、カードだけ作っていたのです。
もし作っていなかったら消費者金融からお金を借りると言うことはなかったかもしれません。
車検費用30万円をまず借りて、生活費の補填用にさらに10万円借りました。
この時点で40万円借りたことになるのですが、私が借りることが出来た限度額が100万円だったため、ついつい生活費の補填で少しずつ借りた額が増えて行ってしまい、結果的に限度額の100万円まで到達してしまいました。
当時の消費者金融は現在と比べて非常に金利が高く、そのことに全く疑問も持たずに借りやすいと言うただそれだけの理由でどんどんお金を借りていきました。
当時の自分に知識があまりにも不足していたと言うことでしょう。
金利という概念を甘く見ていたと言うことです。
100万円借りたことにより、月々の返済額は35000円程度になっていました。
もちろん35000円のうち半分以上が金利支払い分ですから、実際には15000程度しか元本は減らない計算になります。
なんとか自分の小遣いや支出を減らして返済を続けていたのですが、返済するとまた利用できる枠が空いてしまうため、返済して枠が空く度にまた借りるという悪循環に陥っていました。
もちろんこのことは妻も分かっていましたし、子供も生まれたためさらにお金が必要になっていたので約1年半くらいは返済してまた借りるを繰り返していました。
当然いつまでたっても借りたお金が減ることは無く、返済するのにも疲れていたころに妻が仕事に復帰して、また二馬力での収入が復活しました。
もしこの時に妻が仕事を再開させなければ、今頃どうなっていたのか見当もつきません。
毎日が疲弊していくような生活でしたので、もしかしたら自己破産などの債務整理を行っていたかもしれません。
それか他の金融業者から新たな借金をして多重債務に陥っていた可能性も否定できません。
当時それほど返済がきつかったので、良く妻が仕事復帰するまで耐えられたなと今は感じています。
二馬力になったことにより借りては返すの生活から脱却できて、順調に返済が進んでいきました。
私の収入を生活費に充てて、妻の収入の一部を返済に充てるようにしたためです。
出来るだけ早く返そうと35000円の返済に対して毎月5万円くらいずつ返済をして行ったことも、債務を一気に減らすことに繋がったのではないかと思います。
残り40万円程度になった頃改正貸金業法の施行により、金利の見直しが行われある日突然借りていたお金の残高が0円になりました。
これに気付いたのはカードで返済を行った時にカードの取り扱いが急に出来なくなり、滞納もしていないのに利用不可になったことに疑問を抱いて消費者金融に電話をかけたことで初めて分かりました。
要するに私の場合、本来であればすでに借金は完済出来ていたと言うことになります。
一気に債務がゼロになったことにより毎月の返済からやっと脱することが出来ました。なんとか債務整理も行うことなく完済できたことは非常に良かったと思います。
管理人からのコメント
カードを持っていると、審査の手間がかからないので、お金が必要になったときに簡単に借りられてしまいますよね。
現金を持っていると安心感があるので、少し余分にお金を借りてしまう人も少なくありません。
しかし、人は持っていると使ってしまうので、余計な出費につながることのほうが多いですね。
また、この方は「借金が0になった」との事ですが、おそらく過払い金が発生していましたね。
借りたところが武富士ということで、武富士は倒産したので、その会計上の処理で借金が0になったのでしょう。
早めに弁護士に相談をしていれば、過払い金を取り返すことができたんでしょうけどね。
意外と借金が0になったことに喜んでしまう人は多いです。
こういったことにならないためにも、金利が高い時期(2007年以前が目安)にお金を借りていたことがあるのであれば、過払い金があるかどうか弁護士に相談をして確認するといいですよ。
それ以外にも借金の減額を行うこともできるので、返済に困っているのであれば、弁護士に相談をするのも一つの手です。