クレジットカードの支払いを延滞や滞納をしてしまったとき
- 1回目の滞納でもクレジットカードは利用停止になる?
- 利用停止を解除する方法とは?
- 数日のクレジットカードの滞納も何回繰り返したらやばい?
- 翌月にリボ払いや分割払いの残りは一括請求されるのか?
- クレジットカードの支払いを滞納すると信用情報の履歴はどうなる?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではクレジットカードの延滞・滞納の回数について詳しく説明していきます。
1.クレジットカードの延滞・滞納を何回繰り返すと利用停止?
・クレジットカードの支払いを1回延滞・滞納した場合
クレジットカードの支払いを1回でも延滞・滞納するとクレジットカードは利用停止となります。
クレジットカード会社としては、滞納している人にクレジットカードを利用させていたら損害が大きくなります。
その損害を抑えるために、一時的な対処として利用停止を行います。
・クレジットカードの支払いを2回以上延滞・滞納した場合
クレジットカードの支払いを延滞してもすぐに支払っているのであれば1回や2回程度であれば、そこまで大きな問題にはなりません。
しかし、延滞を3回、4回、5回と繰り返していくことで問題はどんどんと大きくなってきます。
例えば、何回もクレジットカードの支払いを延滞していると、強制解約になる可能性もあります。
厳密に何回かはクレジットカード会社によっても対応が異なります。
いずれにしても、回数や頻度が多くなればなるほど、クレジットカードの利用停止や強制解約になる可能性は高まると思ったほうがいいです。
またクレジットカードの更新ができなくなるということもあります。
強制解約となったクレジットカード会社では今後二度とクレジットカードを作ることはできなくなります。
1回目の延滞・滞納で問題がなかったからと言って、何回も繰り返すのはやめましょう。
・長期の延滞・滞納で問題が大きくなる
大きな問題になりやすいのは、1回の滞納でも何か月も滞納し続けることです。
例えば、1月25日の引き落としの料金を2月、3月とずっと滞納し続けると問題が大きくなります。
滞納してから2~3か月経つと強制解約になる可能性があります。
ブラックリストに載ってしまう可能性もあるので、滞納し続けるのはやめましょう。
どうしてもクレジットカードの支払いができないという場合には、後述するクレジットカードの返済方法をご覧になってください。
2.クレジットカードの利用停止の解除・再開方法を分かりやすく解説!
利用停止となったクレジットカード解除方法は、滞納した料金をすべて払うしかありません。
1円でも滞納している限りは、クレジットカードは利用停止のままです。
基本的にはクレジットカード会社が滞納金の支払いが確認出来たら、再びクレジットカードを使えるようになります。
ただクレジットカード会社によっては入金確認後も数日かかる可能性があるので、いつになったら使えるかはクレジットカード会社に聞いてみてください。
ちなみに1回でもクレジットカードの支払いを延滞・滞納すると、クレジットカード会社からの連絡があります。
電話やはがきなどを使って「クレジットカードの利用料金の引き落としができませんでした。再引き落とし日は○○日です」といった内容です。
すぐにクレジットカードを復活させたい場合は、滞納に気付いた時点でクレジットカードの裏に書いてあるお問い合わせ番号に電話をかけることをお勧めします。
クレジットカード会社によっては入金方法を教えてくれるなどの融通をきかせてくれる場合もあります。
「再引き落とし日まで待ってください」と言われることもありますが、電話をかけて支払う意思を見せておくとクレジットカード会社の印象もよくなります。
3.クレジットカードが利用停止になっても他のカードは使える!
一つのクレジットカードが利用停止になると、連鎖して他のクレジットカードも使えなくなるのではないかと思うかもしれません。
しかし、すぐに他のクレジットカードまで利用停止になりません。
他社であれば損害が出ているわけでもないので、そこまで厳しい対応はとっていません。
ただクレジットカードの支払いを長期滞納した場合、信用情報機関に事故情報が載ります。
信用情報機関に事故情報が載っていると、クレジットカード会社が与信(信用情報のチェック)を行ったときにカードが使えなくなります。
クレジットカードが使えなくなると困る場合には、長期滞納しないように返済しましょう。
4.分割払い・リボ払いの支払いの残りは一括請求されるのか?
クレジットカードを使って分割払いやリボ払いをしていることもあるかと思います。
利用停止になったら翌月に、分割払いやリボ払いの残りが一括請求されるのではないかと思うかもしれません。
しかし、利用停止の段階であれば、一括請求はまだありません。
滞納してしまった分を支払えば再びクレジットカードが使えるようになり、分割払いやリボ払いも今まで通りとなります。
クレジットカードが強制解約となった時に、一括請求があります。
5.クレジットカードの支払いを延滞・滞納すると信用情報の履歴はどうなる?
・1日でも支払いが遅れたら信用情報に延滞の記録がつく可能性あり
数日の遅れでは信用情報機関に情報を送らないというクレジットカード会社もありますが、1日でも支払いが遅れたら延滞であることには違いありません。
そのため信用情報機関に延滞を示す「Aマーク」がつく可能性があります。
Aマークが一つ付いているくらいでは、ローンの審査やクレジットカードの作成に大きく影響はしません。
ただ2つ、3つとAマークが付いていると「この人は頻繁に延滞を繰り返す人だ」と思われローンの審査やクレジットカードの作成に影響が出る場合があります。
また同じAマークの数でも、どれくらいの期間で繰り返しているかによっても、審査結果は変わってきます。
例えば、10月にローンを組もうと思った場合
- 7月と9月にAマークが付いている人
- 去年の3月と10月にAマークが付いている人
では後者の方が審査に通りやすいです。
直近で延滞を繰り返しているということは、お金に困っている可能性が高いので、審査が通りにくくなるのです。
後者であれば、すでにお金に余裕ができている可能性があるとみなされて、審査に通る可能性は高くなります。
もちろん審査基準は各消費者金融やローン会社によって異なるので、一概には言えません。
・数日の遅れでも3回連続で繰り返すと、ローンやクレジットカードの審査に通らなくなる
Aマークが3か月連続で繰り返して付いていると、ローンやクレジットカードの審査に通らなくなる可能性が非常に高くなります。
3回も連続して支払い状況が悪いと、クレジットカード会社やローン会社は「この人からは支払う意思が感じられない」と判断することが多いです。
ほとんどブラックリストに載ったのと同じような状態になってしまうというわけです。
ブラックリストに載るというのは、厳密には返済状況に「異動」という情報が載ったことを指します。
ブラックリストには基本的に61日以上の長期滞納した場合に載ります。
延滞してもすぐに支払っていれば、異動の情報が載ることはあまりありません。
しかし3回以上連続で滞納を繰り返すと実質的にブラックリストに載ったような状態になります。
仮に数日の遅れでもAマークがついてしまったら、何日の支払い遅れでも一緒です。
「すぐに支払えば大丈夫」なんて安易に考えるのではなく、支払日の数日前にはきちんとお金を用意しておくように心がけましょう。
6.クレジットカードの支払いができない時はどうすればいい?
ついうっかりと入金を忘れてしまったという場合であれば、お金が手元にあるので何とかなります。
しかし返済そのものに困っている場合、払いたくてもお金を払えないですよね。
クレジットカードの支払いも滞納し続ければ遅延損害金が膨らみ借金額が増えますし、最終的には給料や口座を差し押さえられて強制的に返済させられることになります。
そうなる前に、弁護士に債務整理の相談をすることをお勧めします。
債務整理をすることで借金の減額をしたり、利息や遅延損害金をカットして分割払いで返済することができるようになります。
どれくらい借金額が減るかは人によりますが、トータルの返済額を100万円以上減らすことも可能です。
クレジットカードのショッピングの支払いだけでなく、消費者金融やキャッシングなども滞納している場合には真剣に債務整理を検討することをお勧めします。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。
匿名無料でいくら借金が減るかなどを弁護士に相談することができます。
利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。