使い過ぎてクレジットカード料金を払えなくなった時、頭が真っ白になってやるべきことがわからなくなることは珍しくありません。
そこでこの記事ではクレジットカード料金が払えない時に確認するべきことや対処方法について詳しく説明していきます。
1.クレジットカードの支払いができない時はまずは状況を確認する
クレジットカードを使い過ぎていつもよりも多めの請求が来る場合、まずやってほしいことは状況を正確に把握することです。
最低でも以下の3つは正確に把握してください。
- 請求金額
- 引き落とし日
- 他の銀行口座の残高
これらをきちんと確認することで、意外と何とかなることもあります。
・請求金額
クレジットカードの会員サイトを見れば、いくら請求されるのかを確認できます。
頭の中で使った金額を計算するよりも、実際の数字を見た方が確実です。
1円でも請求金額より銀行口座の残高が少なければ、引き落としは実行されません。
銀行口座の中に入っている分だけとりあえず支払うことはできないので注意してください。
確実に請求金額を上回る金額を口座の中に入れておく必要があります。
・引き落とし日
次に確認しておきたいのは、引き落とし日です。
引き落とし日は、土日祝の関係で多少前後する場合があります。
また引き落とし日の前日までに入金を済ませておかなければいけない場合もあります。
せっかくお金を用意できても、口座に入れ忘れて滞納してしまったなんてことにならないように注意してください。
・ほかの銀行口座の残高
引き落とし用の銀行口座以外の口座の中にお金は入っていませんか?
そのお金をかき集めることで、クレジットカードの支払いができる場合もあります。
普段使っていない銀行口座の中身を一度確認してみるのもいいと思います。
2.払えないときの3つの対処方法
上記の3つを確認しても、支払いができそうにない場合の対処方法を紹介していきます。
- ボーナス一括払いにする
- 分割払い・リボ払いに変更する
- クレジットカード会社に連絡をする
・クレジットカードの支払いをボーナス一括払いにできる
まずやってほしいことは支払いを「ボーナス一括払い」にできるかどうかです。
必ずできるというわけではありませんが、後からボーナス一括払いに支払方法を変更できる場合があります。
これはクレジットカードの会員サイトや問い合わせて確認できます。
なぜボーナス一括払いがおすすめなのかと言いますと、金利や手数料がかからないからです。
分割払いやリボ払いにすると金利がかかり、本来の請求額よりも多くの金額を支払うことになります。
支払い時にボーナス一括払いを設定していなくても、後からボーナス一括払いができるか確認してみましょう。
「ボーナス払いで本当に払えるのかを確認しておく」
ただ注意点としては、ボーナス一括払いの時にまとめて支払うことができるかをしっかりと確認しておくことです。
ボーナスが出る予定だったけど、今回はボーナスカットなんて状況になるかもしれません。
ボーナスに頼り切って支払うというよりも、クレジットカードの支払いを先延ばして普段の給料から返済するというイメージを持っておいた方がいいです。
・あとから分割払いやリボ払いにすることも可能!
ボーナス一括払いに変更することが無理な場合は「分割払い」もしくは「リボ払い」に変更しましょう。
分割払いやリボ払いに変更すれば、次のクレジットカードの支払額を少額に抑えることができます。
クレジットカードの支払いの延滞にならないので、クレヒスが傷つきません。
なので、今月はお金を使いすぎちゃって支払いができないという場合には、非常に有効です。
ただ分割払いやリボ払いにすることで、金利や手数料がかかります。
トータルの返済額が増えることになります。
また毎月の返済額が少ないとついつい浪費しがちになるので、あくまで一時的な処置として使うことをお勧めします。
・引き落とし日ギリギリの場合は変更できないことも
多くのクレジットカード会社では後から分割払いリボ払いに変更することが可能です。
登録しているメールアドレスによく通知が届いたりしていませんか?
ただ後から分割払いリボ払いに変更するには、手続きに日数がかかります。
そのため支払日ギリギリだと手続きが間に合わない可能性もあります。
どれくらいの日数が必要かはクレジットカード会社や引き落としの銀行口座の種類によって変わります。
2~6営業日前までなら変更することが可能なことが多いです。
正確な日数については、ご自身の使っているクレジットカード会社の会員サイトをチェックしてください。
・クレジットカード会社に連絡をする
分割払いやリボ払いに変更できない場合やすでに利用していて払うことができない場合には、クレジットカード会社に連絡をしてみてください。
クレジットカード会社によっては遅延損害金を払わなくても済むようにしてくれる場合もあります。
連絡をしても事務的に話を進めて、「再引き落とし日までにお金を入れておいてください」と言われるだけの場合もありますが。
・払える日付を正確に伝える
クレジットカード会社に相談をするときには、変に見栄を張ってすぐに払えるなんて言わないでください。
確実に払える日を伝えるようにしてください。
払える日にちが確定しているのであれば、振り込み先を教えてもらって、振り込むことで払うこともできます。
早めに払うことで遅延損害金の金額も減らすことができます。
3.滞納した後に分割払いやリボ払いはできる?
クレジットカード料金を滞納する前であれば、あとから分割払いやリボ払いに変更することができます。
しかし、一日でもクレジットカード料金を滞納してしまった後は、あとから分割払いやリボ払いに変更するのは難しいです。
滞納金を一括で支払うのが基本的な条件となっています。
そのためクレジットカード会社と交渉をしても、分割払いを受け付けてくれないことが多いです。
・1円でも足りないと全額引き落としされないので注意
銀行口座の残高がクレジットカード料金よりも少ない金額では引き落としが行われません。
クレジットカードの料金を滞納した場合、再引き落としで支払うことが多いです。
その時に1円でも滞納金に足りなければ、引き落としがされず滞納金を支払うことができません。
もしクレジットカード料金を滞納した場合には給料日にまずは返済にお金を使うようにしましょう。
・ずっとクレジットカード料金を滞納を続けているとどうなるのか?
もし仮にクレジットカード料金の滞納を続けていると、その後、一括請求をされて、裁判になります。
裁判を無視した場合や支払い能力がなさそうだと判断されると、強制執行により給料や財産の差し押さえとなります。
給料の差し押さえになると、あなたの勤めている会社に借金をしていることがばれてしまうので注意してください。
またクレジットカード料金の滞納をして2~3か月経つと、ブラックリストに載ります。
一度ブラックリストに載ると完済してから5年間はクレジットカードが使えなくなり、新しくローンを組むことも難しくなります。
このようにクレジットカード料金の滞納を続けていると、多くのデメリットがあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

4.お金が足りないときの金策方法
どうしてもクレジットカードを滞納して、信用情報を傷つけたくない場合には、お金をかき集める必要があります。
短期間でお金を集める方法を紹介していきます。
・家族や友人にお金を借りる
家族や友人関係であれば、利息を払わなくても貸してもらえるので、金銭的には損失ない方法です。
ただ金の切れ目が縁の切れ目というように、金銭的なトラブルで信頼関係に傷がつく可能性があります。
もし借りた場合には、返済日をしっかりと決めて確実に返すようにしましょう。
・低金利のカードローンを使う
カードローンであれば家族や友人に迷惑をかけることなく、お金を用意できます。
低金利のカードローンであれば、リボ払いよりも金利が安いです。
金銭的にもわずかですが、お得な方法となります。
ただ一度お金を借り始めると、次もまた借りてしまう可能性が高くなります。
借金のための借金を始めると、どんどん借金が膨れ上がる原因にもなるので、要注意です。
強い意志を持って、カードローンの利用を制限できる人だけにおすすめです。
・やってはいけない金策(クレジットカード現金化)
クレジットカードのショッピング枠で買い物をして、買った物を業者にもっていくことで、現金に換えてくれます。
請求までのタイムラグがあるので、一時的に現金を集めることができます。
カードローンのように審査があるわけでもないので、誰でも使えるという特徴があります
ただこれはクレジットカードの規約違反です。
万が一、発覚した場合には、強制解約となります。
これは当然信用情報もブラックリスト行きになります。
クレジットカード現金化を行っても、還元率は90%ほどで、10%も損することになります。
現金化の金額が多くなれば、還元率もよくなりますが、その分クレジットカード会社にバレる可能性が高くなります。
クレジットカードが使えなくなるリスクを負ってまで、使う価値はないと思います。
5.クレジットカードの他に借金もある場合は債務整理!
クレジットカード料金の滞納をする前にキャッシング機能を使っていたり、消費者金融や銀行のカードローンからもお金を借りている人もいるかもしれません。
そういった借金を重ねていると、返しても返しても借金がなかなか減らないという借金地獄に陥っていることもあります。
クレジットカードのショッピングの滞納だけでなく、借金の滞納もしている場合には、弁護士に債務整理の依頼をすることをお勧めします。
債務整理をすれば、借金を減らすこともでき、あなたの支払える範囲で毎月の返済することができます。
借金額によっては自己破産をすることになるかもしれませんが、何年も返済を続けるよりも一回借金をなくして人生をやり直した方が、豊かな生活を送ることができます。
どんな方法で借金を整理するかはあなたの収入・借金状況によっても変わってきます。
もし借金の返済が苦しい状況にあるなら、とりあえず借金減額シミュレーションを使っていくら借金が減るのかだけでも調べることをお勧めします。
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