消費者金融10社の借金返済体験談【300万円・大阪府】

  • 【名前】吉田茂樹
  • 【性別】男性
  • 【年齢】31歳
  • 【職業】清掃アルバイト
  • 【住んでいる場所】大阪府大阪市淀川区東三国)
  • 【借金額】300万円
  • 【どこからお金を借りたか】アコム、プロミス、ディック、レイク等、消費者金融10社
  • 【借金の理由】生活費、パチンコ

消費者金融の返済が困難となった体験

21歳の時に、もらったばかりのアルバイトの給料をパチンコで全てすってしまいました。

生活費も全くなくなってしまったので、生まれて初めて消費者金融のキャッシングを利用する事にしました。

私が選んだのは、友人が利用していたプロミスです。

一人で行くのは不安だったので、窓口についてきてもらいました。

 

しかし、担当者の対応は非常に良好で、分かりやすいサポートで簡単にお金を借りる事が出来ました。

希望額は5万円だったのですが、10万円の融資を受ける事が出来たのです。

非常に短時間でお金を借りられたという事が、強く記憶に残りました。

毎月の返済は遅れずに行いましたが、利用可能額は全て引き出していました。

つまり、利息だけを返済するという利用法で、元本は1円も減らなかったのです。

1年が経過すると利用可能額を30万円に総額する事が出来ました。

 

返済が苦しくなったのは、アルバイトが上手くいかなくなって以降です。

定期的な収入を得ていない時期が長く続いたので、生活費目的でキャッシングに申し込むようになりました。

アコム、ディック、レイク等の大手業者のほとんどから融資を受けているという状況になるまでに長くはかかりませんでした。

27歳の時には、5社から合計100万円の借金を抱えるようになっていました。

 

その後は、増額も断られるようになったので、返済が近くなると中規模業者の自動契約機か設置されているコーナーに脚を運ぶようになりました。

これらの業者で断られるようになると、次には週刊誌やスポーツ新聞に掲載されている100パーセント融資可能という業者にも電話しました。

これらは、業者ではなくほとんどは紹介屋であり、審査の甘い消費者金融業者を教えてくれる代わりに、手数料を支払うというシステムでした。

50万円の融資を受けた時の手数料は10万円でした。

そして、31歳になると10社から合計で300万円の借金があるという状況になりました。

 

それまでは遅れる事はほとんどなかったのですが、返済しなくてはならない金額が10万円を超えるとさすがに遅れがちとなりました。

1日でも遅れると当然、業者から電話がかけられる事になります。

荒い言葉が発せられる事はありませんでしたが、毎朝かけられる電話は非常に苦痛でした。

卒業してから1度も顔を合わせていない中学時代の友人に借金を申し込む等を行い、返済するための努力をしたのですが、結局自己破産する事にしました。

 

自己破産を中々選択しなかった理由は、最初の借金の原因がパチンコだったからです。

また、返済のためだけに申し込んだ借金もかなりありました。

これらは、免責不許可事案に該当するという事を知っていたので、破産しても借金をゼロにする事が出来ないのではないかと考えていたのです。

しかし、他に現実を改善する方法はありませんでした。

アルバイト先にも電話がかかってくるという状況であり、借金を抱えているという事は知れ渡っていました。

 

自己破産は、アルバイト先の先輩に紹介された弁護士に依頼しました。

最初の相談でパチンコが原因の借金があるという事も正直に伝えました。

すると、たとえ免責不許可事案に該当するケースであっても1度目であれば、免責許可となる可能性があるという事を教えてくれました。

そこで思い切って依頼する事にしました。

弁護士費用は、両親に立て替えてもらいました。

 

弁護士に自己破産を依頼してから免責許可が決定されるまでに半年かかりました。

免責許可が決定された時は、もっと早く行えばよかったという気持ちとこれで返済から解放されたという気持ちがごちゃ混ぜになっていました。

それから1年かけて自己破産にかかった費用50万円を両親に返したので、支払いからは完全に解放される事になりました。

 

管理人からのコメント

相当いろいろな所からお金を借りてしまったようですね。

借金が当たり前の生活になっていると、次のところで借りれば大丈夫という思考になってくるので、借金に対してのストッパーが完全に壊れてしまっていますね。

ストッパーが壊れているわけですから、当然借金額も多くなります。

 

また、「ギャンブルによる借金は自己破産をすることができない」と言われていますが、この方のように1回目であれば免責が認められて、借金をチャラにすることもできます。

自己破産には借金の返済に困った人を救済するという目的があるので、「反省している」という条件付きではありますが、借金をなくすことができるのです。

この方のように借金の返済に困った場合には、弁護士に相談をするのがいいでしょう。

弁護士であれば、あなたの状況に合った借金返済方法を考えてくれますよ。

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