- 両親の借金癖に困っている!やめさせるにはどうすればいいのか?
- 両親が頻繁に借金を繰り返しており、対処法に困っている
- 親の借金癖で貯金が食いつぶされるのをどう防げばいいのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では親の借金癖について詳しく説明していきます。
1.借金癖のある親をどうにかしたいのであれば、借金の肩代わりはダメ!
よく親が借金をしていて、返済に困っていると聞くとついつい借金を代わりに返済したくなってしまう気持ちはよく分かります。
しかし、代わりに借金を返済しても本人の意識が変わらなければ借金を再び繰り返します。
借金癖がある場合、借金を代わりに返済してしまうと
「借金の返済に困ったら、代わりに返済をしてもらえればいい」と考えるので余計に借金癖がひどくなることもあります。
また、お金を貸している側(消費者金融やカードローン会社)にとっても返済をきちんとしてくれる顧客だという認識になります。
そのためお金を貸すための勧誘や案内が強くなる傾向があります。
肩代わりしてもらった当初はお金を借りる気がなくても、ずるずるとお金を借り始めてしまうこともあります。
なので、親の借金癖をどうにかしたいと思っているのであれば、借金の肩代わりは絶対にしてはいけません。
あくまで両親が借りた借金は自力で返済させるようにしましょう。
2.借金癖のある親には債務整理を勧めてみる
いくら借金を肩代わりしないほうがいいと言っても、毅然とした態度をとって借金の肩代わりをしないとなると、なんだか見捨てる感じになります。
親が自分でお金を借りたわけですから、自業自得と言えば自業自得ですし、自力で返済するのは当然のことです。
ただそれでも見捨てている感じがして嫌という人もいるかと思います。
もし両親を見捨てるのが嫌だという場合には、債務整理を勧めてみてください。
債務整理を行えば借金の返済額を減らすことができ、借金の返済を楽にすることができます。
借金の返済で首が回らなくても、返済できるようにするのが債務整理なんです。
ただ債務整理を行うと5~10年間ローンを組むことが難しくなります。
こちらとしては両親が新しく借金ができないようになるのはうれしいことですが、あなたの両親が「お金を借りることができなくなるから嫌だ」と反発する可能性もあります。
しかし、そこは毅然とした態度をとって、もう借金の肩代わりはしないと言えば、返済に困った両親はしぶしぶ債務整理をすることを承諾することもあります。
その時に、このまま借金をし続けたらどんな悲惨な生活になるのかというのを具体的に説明して少し恐怖をあおるのもポイントです。
また親の借金状況を把握しているのであれば、あらかじめ弁護士に相談をしておくのもいいでしょう。
具体的な返済方法が分かった方が親を説得できる可能性が高くなりますし、親を後で連れて行った時にスムーズに手続きを行ってもらいやすいのでお勧めです。
※弁護士への借金の相談は本人以外受け付けていないことも多いです。そのため相談をするのであれば、「親が借金を返済する意思があること」をしっかりと伝えましょう。そうすれば、代理の人でも相談に乗ってくれる可能性が高くなります。
3.両親が認知症やギャンブル依存症の場合は、成年後見制度の利用もあり!
認知症やギャンブル依存症のような場合、正常に物事の判断ができていないとみなすことができるので、成年後見制度を使えます。
保佐や補助の開始の審判を受けることができれば、保佐人や補助人の同意がない借金を取り消すことができるようになります。
つまり、余計な借金を増やせなくすることができるのです。
成年後見制度は家庭裁判所に申し立てをする必要がありますので、弁護士などの専門家に相談するのがいいでしょう。