- 借金を完済しないで過払い金返還請求を行った場合、信用情報はどうなる?
- 借金を完済後に過払い金返還請求を行うときのデメリットとは?
- 過払い金返還請求をしてブラックリストに載ってしまう条件とは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では返済中の借金で過払い金返還請求を行う場合について詳しく説明していきます。
1.現在返済中で過払い金返還請求を行った場合のデメリットとは?
借金の返済中に「過払い金があるかも?」と思う人は少なくありません。
過払い金請求を行えば、余計に払っていたお金を取り戻すことができます。
そうなれば借金は減らせて返済が楽になりますし、過払い金が多ければ借金が0になるってこともあります。
現在返済中の場合でも、過払い金返還請求を行うことができます。
でも、気を付けなければいけないのがデメリットです。
借金を完済せずに過払い金請求を行うと
信用情報に事故情報が登録され、ブラックになる可能性があります。
いわゆるブラックリストに載るというやつです。
ブラックリストに載ってしまうと、5年間新しくローンを借りたりクレジットカードを作ったりするのが難しくなります。
5年過ぎればブラックリストから削除されるので、何の問題もないのです。
ただいざというときにローンを借りられない、クレジットカードが使えないとなると少し不便な思いをすると思います。
2.現在返済中でも過払い金で完済できればブラックリストには載らない
ただ返済中に過払い金返還請求をしたら必ずブラックリストに載るわけではありません。
過払い金の請求をして、そのお金で借金が0になれば、ブラックリストには乗らないんです。
本来なら借金が0なのに余計にお金を支払っていたという状態ですからね。
例えば、200万円の借金がある状態で過払い金請求を行ったところ、300万円の過払い金があったという場合は、200万円の借金は0になり、100万円もらえることになります。
このように過払い金で借金が0になる場合はブラックリストに載らないんです。
ただ気を付けなければいけないのは、貸金業者ごとに過払い金でチャラにできる必要があるという点です。
例えば
- A社 借金100万円
- B社 借金50万円
の状態で過払い金請求をしたところ
- A社 過払い金200万円
- B社 過払い金30万円
という場合、A社に関しては借金をチャラにできるので問題ないのですが、B社に関しては借金が20万円残ってしまいます。
この場合は、ブラックリストに載ってしまいます。
仮にトータルで借金が0になっても、借金が残る業者がある場合にはブラックリストに載ってしまいます。
あくまで各業者ごとに借金を0にする必要があることを覚えておいてください。
3.借金を完済後なら過払い金返還請求してもブラックリストにはならない
ちなみに借金を完済した後であれば、信用情報に事故情報は登録されません。
ブラックリストに載ることもないので、完済した借金に関してはすぐに過払い金請求をしたほうがいいです。
最後の取引から10年たつと時効となり、請求できなくなります。
もし借金の返済中なら、このデメリットを受け入れるかどうかをよく考えたほうがいいです。
一つ言えるのは、過払い金請求を行えば確実に借金の返済が楽になるということです。
そのメリットとこのデメリットを比べて、メリットの方が価値があると思ったときには、仮に返済中であっても過払い金請求をしたほうがいいですよ。
もし過払い金が発生している可能性があるなら、一度弁護士に相談することをお勧めします。
過払い金で借金が完済できそうなら、本格的な依頼をするということもできます。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。
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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。