- 繰り上げ返済しないほうがいいのか?
- 繰り上げ返済で早くローンを返済する意味はあるのか?
- 繰り上げ返済をするメリットとデメリットとは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では繰り上げ返済のメリットデメリットについて詳しく説明していきます。
1.繰り上げ返済したほうがいい?どんなメリットとは?
例えば、住宅ローンは長年かけてお金を返済していきますが、毎月の返済額にプラスして貯金をしておき、ある程度たまったらそれをローンの返済に回すという方法があります。
そのことを繰り上げ返済といったりしますね。
一部では繰り上げ返済はお得みたいなことが言われています。
というのも、繰り上げ返済をすることで予定よりも早く借金を返済することができます。
返済期間が長くなれば長くなるほど、利息の支払いが多くなり、トータルので借金返済額が増えます。
繰り上げ返済をすれば、支払う利息を減らすことができるので、お得というわけです。
最近は預金をしていてもそれほどお金が増えるわけではないので、貯金をしておくくらいならば住宅ローンの返済に回した方がいいという見方もできます。
長期的な目線で見ると、繰り上げ返済というのはお得なものになります。
2.繰り上げ返済しないほうがいい?どんなデメリットがあるのか?
確かに繰り上げ返済には借金の返済額を減らすことができるというメリットがあります。
しかし、安易に繰り上げ返済で住宅ローンの返済をするのは危険です。
無理に返済をすることで以下のようなことになることは珍しい話ではありません。
・無理に返済をして亡くなってしまった場合について
住宅ローンの返済を早めるには、当然節約が必要です。
苦痛ではない節約であればよいのですが、過剰に節約をして借金返済をするのは正直つらいです。
住宅ローンは20年以上も返済がかかるわけですから、その間一切の娯楽なしであったり、服や嗜好品なども最低限しか買わないとなると、潤いのある生活を送ることはできないでしょう。
そんな生活を送っていて、ようやく借金が返せたと思ったら、不幸にも住宅ローンの契約者がなくなることだってあります。
ギリギリまで切り詰めたが返済が終わり、これからだという時になくなってしまっては楽しい思い出が一切ないです。
そんな悲しいことにならないように、過剰な節約をしてまでローンを返済しないでください。
・リストラや病気などで収入が急激に減ってしまった
おそらく住宅ローンを組む時は、現在勤めている会社で将来的に働いていることを想定していると思います。
しかし、人生に何が起こるかは誰にもわかりません。
いきなりリストラされるかもしれませんし、倒産するかもしれません。
また病気で会社に行けなくなるかもしれません。
そうなると、収入がガクッと減ります。
その状態でローンの返済をしていくのは大変ですよね?
繰り上げ返済をしているのであれば、貯金が少なくなるのでこういったいざという時にお金に困ってしまいます。
ここで消費者金融等でお金を借りてしまうとさらに高い金利の借金を重ねることになるので、より生活が苦しくなります。
・急な出費に対応することができなくなる
繰り上げ返済をして貯金を減らしてしまうと、何かあった時にお金が不足する可能性があります。
例えば、事故や病気で入院が必要になることもあります。
また将来計画の立て方が甘く、子供の学費が想像以上にかかるなんてこともあり得ます。
困った時に手元にお金がないなんてことにならないように注意してください。
まとめ
繰り上げ返済には借金の返済額を減らすというメリットがあります。
しかし、無理に繰り上げ返済をすると、どこかで苦しい思いをする可能性があります。
もちろん無理な節約をせずに貯めたお金の一部を返済に回すことは、支払う利息が減るので有効な手段だと思います。
なので、繰り上げ返済をするときには事前に様々なことを考えてから、行うようにしましょう。