医者は借金をして開業することが多く、年収は高くても意外と借金を抱えている人も珍しくありません。
病院の経営がうまくいかなければ借金の返済が苦しくなり自己破産を検討するかと思います。
- 自己破産したら医師免許がはく奪されるのか?
- 自己破産後に医師として働くことができるのか?
- 病院の経営がうまくいっていない時に自己破産するのは問題ないのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では医師の自己破産について詳しく説明していきます。
1.自己破産をすると医師免許ははく奪されるのか?
弁護士や会計士などは自己破産すると、資格が制限されて仕事ができなくなるといった話を聞いたことがあるかもしれません。
人気の高い職業で資格を必要としている医者の場合も同じように仕事ができなくなってしまうのではないかと心配する人もいます。
結論を言いますと、自己破産をしても医師免許がはく奪されることはありません。
開業医の場合でも、勤務医として他の病院で働くことができます。
他の病院で働く際には何の影響もないので、普通に再就職することができます。
また勤務医が自己破産する場合でも病院に自己破産をしたことが伝わるわけではないので、問題なく働き続けることができます。
仮に自己破産をしても医師として働くことができなくなるわけではありません。
ただそもそも自己破産せずに他の債務整理の方法で借金が整理できることもあります。
もし借金の返済が苦しい状況にあるなら、とりあえず借金減額シミュレーションを使っていくら借金が減るのかだけでも調べることをお勧めします。
>>とりあえず匿名無料で借金がいくら減るのか調べてみるならこちら
2.病院経営がうまくいっていないなら自己破産の検討を
借金を抱えていたとしても病院の経営がうまくいっているのであれば、問題なく借金を返済できると思います。
しかし病院の経営がうまくいっていないと借金の返済は難しいです。
ギリギリまで粘って経営を続けるのも一つの選択肢ですが、なるべく若いうちに自己破産をして再出発したほうが早期に立て直すことができます。
医者は自己破産をしても制限がかかるわけではないので、弁護士や会計士と比べると恵まれた職業だと言えます。
早い段階で自己破産をしてしまえば、その分再就職もしやすいです。
また5~10年経てば自己破産のデメリットである「ローンが組めない」「クレジットカードが使えない」などはなくなります。
将来的に再び開業することも可能なのです。
ギリギリまで粘れば粘るほど再出発が遅くなり、再就職が難しくなったり将来的な開業もできなくなってしまいます。
すでに経営が苦しい状態で借金の返済に悩まされているのであれば、一度弁護士に相談することをお勧めします。