- 自己破産してもデビットカードは使えるのか?
- 自己破産後にデビットカードを新規で作れるのか?
- デビットカードを作れる場合と作れない場合がある!
- 自己破産をしたときにデビットカードが使えなくなる場合とは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では自己破産後のデビットカードについて詳しく説明していきます。
1.自己破産してもデビットカードを新規で作れる?
自己破産をするとクレジットカードが使えなくなるので代わりにデビットカードは使えないか考える人もいるかと思います。
自己破産後をして場合でも、デビットカードを新規で作ることはできるのでしょうか?
結論を言いますと、自己破産後でも問題なくデビットカードを新規で作ることができます。
デビットカードを作るときには特に審査はありません。
また今までに作ったデビットカードも使い続けることができます。
・どうして自己破産後にデビットカードを作ることができるのか?
どうして自己破産をするとクレジットカードは作れないのに、デビットカードは作ることができるのでしょうか?
それはデビットカードの支払いの仕組みに関係しています。
デビットカードは決済直後に銀行口座から料金が引き落とされます。
例えば、1万円の買い物をしたらその直後に1万円が銀行口座から引き落とされるという仕組みになっています。
銀行口座にお金がなければ決済は失敗します。
なので、デビットカードはカード会社が損するリスクが0です。
自己破産をすると信用情報がブラックになって、クレジットカードが使えなくなります。
信用情報とは「この人はきちんと返済をする人なのか」を判断するための情報です。
クレジットカードは一時的にクレジットカード会社に借金をしているようなものなので、信用情報が重要になってきます。
デビットカードなら銀行口座にある分だけのお金しか使えないので、信用がなくても特に問題になりません。
2.自己破産後デビットカードを作れるかどうかの判断基準は?
基本的に自己破産後でもデビットカードを作ることはできます。
ただどんな基準でデビットカードが作れるのかどうかって気になりますよね。
その基準というのが銀行口座を開設できるかどうかです。
デビットカードは銀行口座にある預金からすぐにお金を引き落とすという仕組みになっています。
なので、銀行口座を持つことができなければデビットカードも作れません。
銀行口座を作るのには特に資格が必要なわけでなく、ブラックリストに載っている人でも問題なく作ることができます。
反社会勢力に関わっている人や過去に銀行と揉めたことがある場合には銀行口座を作れない可能性があります。
ただ普通の人であれば問題なく銀行口座を開設することができます。
自己破産の手続き中であっても銀行口座の開設には支障はありません。
・銀行の借金を自己破産で帳消しにする場合は要注意!
ただ一点自己破産をするときに気を付けたいのが、銀行カードローンや銀行で自動車ローンや住宅ローンを借りていた場合です。
銀行の借金を債務整理すると、一時的に銀行口座が凍結され預金は借金返済に使われることになります。
銀行口座凍結の期間はおよそ3か月程度です。
銀行口座が凍結されている間はデビットカードも使うことができません。
銀行口座が凍結されて預金が没収されることを防ぐためにも自己破産の手続き前には、借金をしていない銀行の口座を作ることを弁護士に指示されると思います。
その新しく銀行口座を作るときにデビットカード一体型のキャッシュカードを作ってしまうと手続きが楽になるかと思いいます。
3.デビットカードを使うときの注意点
自己破産後デビットカードはクレジットカードと同じような感覚で使えるので非常に便利です。
ただデビットカードとクレジットカードは全く一緒なわけではありません。
・分割払いができない
デビットカードでは支払い方法として分割払いを選択できません。
決済直後に銀行口座から引き落とされるという仕組みになっているので、あくまで一括で支払えるだけの買い物しかできません。
高額な買い物をするときには銀行口座の残高をチェックして、問題なく支払えるかどうかを確認しておくことをお勧めします。
・一部決済ができないサービスがある
昔はデビットカードでは電気ガス水道などの公共料金や携帯料金など毎月の支払いは使えませんでした。
最近では毎月の支払であっても使えるデビットカードも増えてきています
ただ以下の場合にはデビットカードが使えません。
- ガソリンスタンド
- 飛行機の機内販売
- 高速道路料金(ETC)
- 紙伝票での決済
これら以外の決済ではクレジットカードと同じように使えるので、自己破産をしても決済方法で困ることはないですよ。