奨学金の延滞・滞納でブラックリストに載るの?解除方法は?

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  • 奨学金の返済が滞るとブラックリストに載るのか?
  • 奨学金を何か月滞納したら信用情報機関に事故情報が載るのか?
  • ブラックリストから情報を消すにはどうすればいいのか?
  • 奨学金の返済が苦しい時にはどうすればいいのか?

など気になることがあると思います。

そこでこの記事では奨学金とブラックリストについて詳しく説明していきます。

1.奨学金の返済を延滞・滞納でブラックリストに載るのか?

奨学金と言いながらもほとんどローンのような形でお金を借りることになっていますが、多くの学生はその認識も薄く奨学金を借りますよね。

そういった認識の甘さもあって、奨学金を滞納するとどうなるのかを知らない人も多いです。

 

奨学金は「独立行政法人 日本学生支援機構」がお金を貸していますが、現在は全国銀行個人信用情報センターに加盟しています。

全国銀行個人信用情報センターとは、銀行系の信用情報が登録される機関です。

信用情報には、その人がお金を借りて真面目に返済しているか、滞納しているか、債務整理をしているかなどが載るようになっています。

信用情報に、滞納・債務整理をしたことが登録されるとブラックリストに載ったことになります。

つまり、奨学金を滞納するとブラックリストに載るということです。

ブラックリストに載ってしまうと、借金をしたり、クレジットカードを利用することができなくなります。

・ブラックリスト登録には多重債務を防ぐ目的がある

「奨学金なのに、ブラックリストに載るのかよ!」

と思うかもしれませんが、奨学金の返済が滞るような状態で、他に借金をすると余計に悲惨な状況になります。

カードローンは奨学金よりも金利が高いので、余計に返済が苦しくなります。

なので、多重債務を防ぐという目的でブラックリストに登録されるようになっています。

ブラックリストに載る前だったらお金を借りられますが、奨学金を返済するために借金をするのはやめましょう。

・滞納してもブラックリストに載らない人もいる

実は滞納してもブラックリストに載らない人もいます。

平成21年度(2009年度)から「個人信用情報の取扱いに関する同意書」の提出が必須になりました。

平成21年度以降に奨学金を借りた場合は、信用情報機関に滞納情報を載せることを同意していることになるので、ブラックリストに載ります。

しかし、それ以前に奨学金を借りていて「個人信用情報の取扱いに関する同意書」を提出していないなら、滞納してもブラックリストには載りません。

 

ただ昔は奨学金の取り立てはそれほど厳しいものではなかったみたいですが、最近は非常に厳しく取り立てを行うようになりました。

ブラックリストに載らなくても、滞納を続けていると最終的には裁判をして差し押さえなどを実行する場合もあります。

また連帯保証人に対して請求を行うなど、何とかして奨学金を回収しようと試みます。

奨学金が払えないからと言って、滞納をし続けてもどうしようもないので、何か行動を起こすようにしてください。

2.何か月奨学金の返済を延滞・滞納するとブラックリストに載るのか?

ただ安心してほしいのは1回程度、1か月の滞納でブラックリストに載ることはありません。

3か月の滞納でブラックリストになっています。

ただ何回も繰り返して返済を滞納していると、短い期間の滞納でもブラックリストに載る可能性があります。

「うっかり支払いを忘れてしまった」「引き落とし口座にお金を入れ忘れた」程度であれば、特に問題はありません。

しかし、奨学金の支払いがきつくて返済できなくなっているという状態の場合は問題があります。

後述する奨学金が払えない時の対処方法を参考にしてください。

3.奨学金の延滞・滞納でブラックリストに載った場合の解除方法とは?

ブラックリストに一度載ったからと言って、永遠にその情報が残るわけではありません。

ブラックリストから情報を消すためには、条件があります。

それは「延滞・滞納を解消する」ことです。

ブラックリストには延滞・滞納を解消してから5年間は情報が載っていることになっています。

滞納し続けるとずっとブラックリストに載ったままになるということです。

つまり、ブラックリストから情報を消したいのであれば、きちんと滞納金を支払う必要があります。

4.ブラックリストに載ったか確認する方法とは?

基本的に奨学金の返済を3か月以上滞納を続けた場合、ブラックリストに載ってしまいます。

本当に載っているかどうかは、信用情報機関に問い合わせをして確認するしかありません。

日本学生支援機構は全国銀行個人信用情報センターに加盟しているので、そこに情報開示の手続きを行えばブラックリストに載っているかどうかを確認できます。

確認するためには郵送での手続きで1000円ほどお金がかかります。

詳しいやり方については全国銀行個人信用情報センターの公式ページを参考にしてください。

全銀協の情報開示の手続き方法について

5.奨学金の返済ができないときの対処方法について

奨学金は消費者金融などと比べるとまだ優しいところがあります。

消費者金融であれば、相談をしてもマニュアル対応で返済を遅らせるなどはできませんが、奨学金の場合は、返済できなくなった人のための制度があります。

  • 返還期限猶予の制度
  • 減額返還制度

こういった制度を利用することで最大で10年返済を待ってもらうことができます

支払うことができないことが分かったら、滞納する前になるべく早めに相談をしに行きましょう。

・債務整理で奨学金の借金を減らすのも一つの手

こういった制度を利用する以外では、債務整理をして借金を整理するのも一つの手です。

特に奨学金以外にも他の借金を抱えている場合には、債務整理をしてすべての借金を減額してしまった方が、返済が楽になります。

債務整理をするとブラックリストに載ってしまいますが、返済ができなくなれば、結局ブラックリストに載ります。

どうせブラックリストに載るなら借金を減らしたほうがよくないですか?

もし借金の返済が厳しいのであれば、一度弁護士に債務整理の相談をすることをお勧めします。

 

とはいえ、いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いと思います。

そこで匿名無料で使える借金減額シミュレーターを使うことをお勧めします。

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利用したからと言って必ず依頼しなければいけないわけではないので、試しに使ってみることをお勧めします。

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