- ブラックリストの人は住宅ローンを組むことができない?
- ブラックリストの人が住宅ローンを組む方法とは?
- ブラックリストの人は住宅ローンの保証人にもなれない?
- 多額の頭金を用意すればブラックリストでも住宅ローンを組むことはできる?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではブラックリストと住宅ローンについて詳しく説明していきます。
1.ブラックリストに載ると住宅ローンを組むことはできない?
結論から言いますと、ブラックリストに載っている人は、住宅ローンを組むことはできません。
ブラックリストに掲載されている場合、基本的には住宅ローンに限らずお金を借りることができません。
ブラックリストに載るというのは、正確には信用情報に事故情報が載ることを指します。
信用情報機関に事故情報が載ると、この人は信用できない人だとみなされて、銀行や消費者金融などはお金を貸す際の審査時で落とすことが多いです。
例外的に、中小の消費者金融ではお金を借りることはできますが、あくまで例外です。
住宅ローンは特に審査が通りにくいローンとなっています。
自動車ローンに比べても、住宅ローンで借り入れる金額は非常に高いです。
非常に高いだけでなく、金利が安いので銀行としてはあまり儲からない商品でもあります。
つまり、銀行にとって住宅ローンは利益の割にリスクが高い商品ということです。
銀行は何千万円も損害を出すわけにはいかないので、信用情報は厳しくチェックされますね。
少しでも問題がある人には貸さない方が無難なので、銀行は万が一のリスクを考えてブラックリストの人は審査を通しません
・多額の頭金を用意しても住宅ローンは組めない?
ローンを組むときには、条件をよくすることで、審査が通りやすくなります。
例えば、収入が高い、勤続年数が長い、資産もあるみたいな人は審査が通りやすくなります。
このほかにも頭金を用意して住宅ローンの借入金額を安くすることでも審査に通りやすくなります。
確かにこういった条件をよくすれば、審査に通る可能性は高くなりますが、ブラックリストに載っているとそれだけで足切りされる可能性が高いです。
ブラックリストに載っているというだけで、審査にはじかれることが多いので、他の条件をよくしても審査に通る可能性はそれほど上がりません。
銀行の偉い人と個人的な付き合いがあるなどのよっぽど変わった事情があれば、審査に通る可能性もありますが、基本的にはブラックリストに載ったら住宅ローンは組めないと思ったほうがいいでしょう。
2.ブラックリストの人は住宅ローンの保証人にもなれない?
結論から言いますと、ブラックリストの人は住宅ローンの保証人にもなれません。
住宅ローンを組むときには、ローンを組む本人だけでなく、保証人の情報もチェックします。
当然ブラックリストに載っているかどうかもチェックするので、もし保証人がブラックリストに載っていると審査に通ることはなくなります。
保証人は借主が借金を返済できなくなった時に代わりに支払うことができるのか?というのをチェックされます。
ブラックリストに載っているのであれば、借金の返済能力に問題ありとみなされてしまします。
3.ブラックリストの人が住宅ローンを組む方法とは?
・ブラックリストから情報が消えるのを待つ
上で説明したようにブラックリストに載っている状態では、残念ながら住宅ローンを組むことはできません。
ブラックリストには永遠に載っているわけではなく、一定の期間が過ぎればブラックリストの情報が消えることになっています。
その期間は5~10年です。
ブラックリストから情報が消えれば、普通の人と同じように住宅ローンを組める可能性が出てきます。
ブラックリストから消える正確な年数については、どんな理由でブラックリストに載ったのか、情報機関ごとに変わってきます。
詳しくは「ブラックリストに載っている期間について」の記事で解説しています。
・ブラックリストに載っていない人の名義で住宅ローンを借りる
夫婦共働きの場合、ブラックリストになっていない人が住宅ローンを組むという方法があります。
例えば、夫がブラックリストに載っている場合は、妻が住宅ローンを組むということです。
このようにブラックリストに載っていても他の人の名義で住宅ローンを組むことができれば、ローンで家を購入することはできます。
まとめ
ブラックリストに載っている間は住宅ローンを組むことはできないと思った方がいいでしょう。
5~10年経過すれば、ブラックリストから消えるようになっているので、それまで家を買うことを我慢して貯金をしましょう。
もしくは、ブラックリストになっていない人に住宅ローンを組んでもらうようにしましょう。
ブラックリストに載ると住宅ローンが組めなくなりますが、他の借金で苦しんでいるのであれば、そもそもとして住宅ローンを組むのは難しいです。
債務整理をして借金を減額して完済させるほうが、はるかにいい生活が待っています。
将来的に住宅ローンを組む可能性があるというだけで、債務整理をするのを諦めるのはもったいないです。
返済が苦しい状況にあるなら、とりあえず借金減額シミュレーションを使っていくら借金が減るのかだけでも専門家に聞くことをお勧めします。